新聞記事

常陽新聞(2010年8月17日(火))から

県県南生涯学習センター
生命の秘密を探る:小学生対象に出張学習会

 県県南生涯学習センターはこのほど,阿見町阿見の県立医療大学で,県内の小学生を対象とした出張学習会「生命のひみつ−息をするのは何のため−」を開いた。同センターで子ども向けの出張学習会を開催したのは初めて。
 同学習会は,県南学習センター主催の「ふれて!マナんで!楽しんで! 〜夏の自然体験教室〜」の2回目。同事業は,生涯学習の体験を通して,豊かに生きる心を養うのが目的。
 参加した小学4〜6年の児童らは,県立医療大の実習教室で,動物の血液を用いた酸素の量による色変化についての実験,人工心肺簡易キットを使った心肺蘇生法を体験。「血液の色が変わった」「蘇生法って難しい」などと,楽しそうに学習していた。
 同大学総務課の江寺隆弘係長は「高齢化社会を迎える今,医療学は最も注目される分野の一つ。子どもたちに知ってもらうことは,地域の人たちの医療に対する意識を高める」と話した。(齋藤智子)