公開講座

けあ・きゅあ 体験講座 −暮らしを支える医療と介護の交差点−

 今,障がいを持つ人や高齢者が地域で福祉・介護を受ける機会が増えてきています。また,医療と福祉・介護の境界が不明瞭となりつつあり,地域での介護や生活においても,医療に関する知識や技術が必要になってきました。
 この講座では,本学が,障がいを持つ人や高齢者の暮らしを支える福祉・介護関係者の生涯学習の一環として,実技を取り入れた体験型の講習会を行います。
 介護を受ける人の「食事や排泄」,「移動」,「介護者の支援」,「緊急対応」などをテーマに,3年間のシリーズで開催します。
 深く,楽しく学び,技術や知識を身につけていきましょう!

  • 対 象:福祉・介護施設で働いている職員,介護をされているご家族,地域住民の皆さんなど,どなたでも参加できます。
  • 募集人員:約30名
  • 会 場:茨城県立医療大学 実習棟2(2階)看護実習室
  • 受講料:無料
  • 申込方法:申込用紙に必要事項を記入し,Faxまたは郵送いただくか,電話で直接申込みください。(8月20日(金)締切)
  • *申込みの際に取得した個人情報は,茨城県立医療大学公開講座に使用し,この目的以外には使用しません。

講座内容

第1回 9月4日(土) 14:00〜16:00
移乗・移動動作の向上を促す援助
     (理学療法学科准教授・上岡裕美子)

第2回 9月18日(土) 14:00〜16:00
見直そう! 排泄ケアの意義と意味−トイレとオムツの使い分け
     (看護学科准教授・川波公香)

第3回 10月9日(土) 14:00〜16:00
寝たきり予防! 家庭で簡単にできるリハビリテーション
     (作業療法学科准教授・坪井章雄)

第4回 10月23日(土) 13:00〜15:00
これで安心! ノロウイルス対策のポイント
     (医科学センター准教授・桜井直美)


県民大学

リハビリ最前線 -医療医療大学の挑戦と戦略- (県南生涯学習センター)

  • 6月 5日(土) 脳卒中の理学療法の最前線(理学療法学科長・水上昌文)
  • 6月20日(日)生きる・老いると作業療法(作業療法学科長・村木敏明)
  • 6月26日(日)神経科学からリハビリテーションへのアプローチ(医科学センター長・佐々木誠一)
  • 7月 3日(日) 食べる障害とリハビリテーション
  •          (看護学科長・市村久美子/放射線技術科学科長・阿部慎司)
  • 7月11日(日)切れ目ないリハビリテーション(付属病院長・新井雅信)
  •         /介護予防(人間科学センター長・岩井浩一)

 患者さんの社会復帰の決め手となるリハビリテーション。近年,科学的データに裏打ちされた方法が確立されようとしています。この講座は,茨城県立医療大学の各学科長・センター長・付属病院長がそれぞれの分野・領域からリハビリテーションについてわかりやすく解説いたします。


認知症講座 -ぼけを知り,認知症を知り,いきいき暮らす- 県西生涯学習センター)

  •  認知症高齢者数は10年後に300万人に近づく勢いで増加しています。本講座では,認知症について,その特徴や症状,治療とケアのポイント,日常生活活動における予防の視点をわかりやすく解説します。また,認知症の人が住み慣れた場所で人として生活できるよう,認知症の人とのコミュニケーションや介護の方法,地域生活を送る上での諸制度の利用などについて解説します。
  • 10月24日(日)認知症とは?(医科学センター教授・永田博司)
  •  物忘れやボケと認知症の違いをはじめ,認知症全体について,病態や疾病の観点から解説します。
  • 11月 6日(土) 認知症の治療とケア(医科学センター講師・山川百合子)
  •  地域における認知症の治療やケアのポイントを精神科医の立場から解説します。
  • 11月21日(日)認知症の人と家族への援助(看護学科教授・北川公子)
  • 認知症の人とのコミュニケーションや介護の方法を分かりやすく解説します。
  • 12月 5日(日)認知症を生きる(作業療法学科教授・村木敏明)
  •  認知症の人と共に「生きる」ことの智恵を、日常生活活動を通して作業療法の立場から解説します。
  • 12月19日(日)認知症と社会資源(看護学科准教授・綾部明江)
  •  介護保険制度やその他、認知症の方を支える社会資源について解説します。

協力事業

「ふれて!マナんで!楽しんで」(県南生涯学習センター事業)


生命のひみつ −息をするのは何のため?!−

 人はなぜ息をするのでしょうか? それは,空気から酸素を取り入れるためです。肺の中に入った酸素は血液中に溶け込み,心臓・血管系を介して組織(筋肉や脳,内臓など)に送り込まれます。血液は酸素の量により色が変わります。午前の実習では動物の血液を用いてその色変化を観察します。何らかの原因で息や心臓が止まってしまったとき,その人を救うためには,近くの人が代わりに外から息をさせてあげ,そして心臓を動かしてあげる必要があります。それが心肺蘇生法です。午後はその原理と方法を学びます。

  • 日時:平成22年8月1日(日)9:00〜15:00
  • 会場:茨城県立医療大学
  • 対象:小学4〜6年児童および保護者
  • 募集人員:40名


午前 (10:00-12:00) 「赤い血と黒い血」 (担当:医科学センター・飯塚真喜人先生)
午後 (13:00-14:30) 「命を救おう!」  (担当:医科学センター・武島玲子先生)

  • 事業が新聞記事になりました。(2010年8月17日(火)常陽新聞)



更新情報


(2010.07.06)本学を会場として開催する公開講座の受講申し込みを開始いたしました。
(2010.05.10)平成22年度から,主に一般の方を対象とする講座は,茨城県生涯学習センターと連携して,県内各地で開催していきます。なお,医療専門講座は,従来通り本学を会場として開催していきます。
(2008.06.01)平成20年度から,主に一般の方を対象とする「医療・健康講座」と主に医療専門職の方やリハビリに関わりのある方を対象とした「医療専門講座」に分けて実施いたします。
(2008.04.01)公開講座は,これまで図書研究委員会が中心となって運営してきましたが,平成20年度から地域貢献研究センターが担当することになりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。